青の交響曲の座席予約はいつから?阿倍野吉野間の料金や停車駅一覧あり

青のシンフォニー
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近鉄の大阪阿倍野橋駅から吉野駅を走行する観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が2016年9月10日から運行を開始しましたが、乗ってきたので写真を交えて紹介します。

大阪阿倍野橋駅は梅田や難波とともに、大阪を代表する繁華街のひとつの天王寺にあります。

一方、吉野駅は千本桜で有名な奈良の吉野山の最寄り駅です。

吉野山は桜や紅葉などの自然が美しいだけでなく、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にも登録されていて、古い歴史が色濃く残る町でもあります。

現代の都市と古い歴史文化あふれる町を結ぶ観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」とはどんな列車なのでしょうか?

座席の種類や特急券の購入方法などをまとめました。

 





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青の交響曲(シンフォニー)の概要

青の交響曲(シンフォニー)は、「上質な大人旅」をコンセプトとした近鉄の観光特急です。

青の交響曲

青の交響曲(吉野駅にて)

そのコンセプトの通り、車体の外装は濃紺色のボディと金色のラインによってクラシカルで落ち着いた印象を抱かせる配色です。

「上質な大人旅」をコンセプトとした理由は、青の交響曲が走行する吉野エリアの観光客はシニア層の割合が高く、家族連れの割合が少ないというアンケート結果が出たからです。

この記事では車内の写真をたくさん掲載するので、車両内部の雰囲気もわかると思いますが、確かに華やかというよりは上品な内装でシニア受けしそうな気がします。

 

車両は3両1編成で、座席を購入できるのは1号車と3号車のみで、1号車・3号車はどちらも全席指定席です。

 

座席の販売をしていない2号車は次の写真のバーカウンターがあるラウンジ車両になっています。

青の交響曲には車内販売がありますが、2号車で飲食物や青の交響曲のグッズを販売しています。

バーカウンター

2号車のバーカウンター

バーカウンターの隣にはテーブルと20人ほどが座れるソファの置かれたラウンジスペースが併設されていて、ゆったりと過ごせるようになっています。

2号車

2号車のラウンジスペースのソファ

2号車にあるこのソファは1・3号車の乗客が自由に利用できる座席となっています。

1・3号車の座席とは別に2号車の座席が販売されているわけではありません。

上の写真だとバーカウンターは写真の左奥にあります。

ラウンジスペースのソファにて

ラウンジスペースのソファからの車窓

この2号車はホテルのバーをイメージした内装で、四季折々の車窓風景を眺めながら南大阪・吉野沿線の特産品を味わえます。

車内で頂ける飲食メニューは、地酒・ワイン、おつまみ、スイーツなどで、食の面で沿線の魅力を感じることができます。

ほしいものがあればバーカウンターで購入しましょう。

河内ワイン(赤)

河内ワイン(赤)

「伊勢志摩サミット」でデザートを担当した赤坂哲郎氏(大阪マリオット都ホテル ペストリー料理長)による季節のオリジナルケーキセットも発売されるようです。

季節のオリジナルケーキセット

季節のオリジナルケーキセット

吉野梨ジェラート

吉野梨ジェラート

カステララスクや柿もなかなどのお土産も販売されます。

カステララスクの箱

カステララスクの箱

購入した飲食物は2号車のラウンジスペースだけでなく、もちろん1・3号車の座席で頂くこともできます。

座席のテーブル(1号車)

座席のテーブル(1号車の座席)

1・3号車の座席には、もちろんテーブルがついてます。

停車駅と時刻表

停車駅は他の特急と同じで速く移動できない?

青の交響曲の走行区間は近鉄南大阪線の大阪阿倍野橋駅から近鉄吉野線の吉野駅です。

近鉄南大阪線は大阪阿部野橋駅から奈良の橿原神宮前駅の区間で、近鉄吉野線は橿原神宮前駅から吉野駅の区間です。

橿原神宮前駅を境に路線名が南大阪線から吉野線に変わりますが、南大阪線と吉野線の線路は繋がっているので橿原神宮駅で電車を乗り換える必要はありません。

青の交響曲 停車駅

青の交響曲 停車駅

停車駅は大阪阿部野橋駅、尺土駅、高田市駅、橿原神宮前駅、飛鳥駅、壺阪山駅、吉野口駅、福神駅、下市口駅、六田駅、大和上市駅、吉野神宮駅、吉野駅です。

大阪阿部野橋駅から吉野駅の区間はさくらライナーなどの他の種類の特急も走行していますが、青の交響曲の停車駅はそれらの特急とほぼ同じです。

参考:鉄道業界の新星アイドル「青の交響曲」の陰でがんばる「さくらライナー」とは?

ほぼ同じというのは、南大阪線・吉野線を走行するさくらライナーや汎用特急と呼ばれる近鉄特急の中でも標準的な特急が、大阪阿部野橋駅と尺土駅の間の古市駅に停車するからです。

しかし、それらの特急のほとんどは古市駅に停車しないので、青の交響曲の移動時間は、他の特急と変わらないと言えます。

観光特急である青の交響曲は、列車の雰囲気や沿線の食を楽しんで、よりよい旅のひとときを過ごすことに重きを置いている列車なので、他の特急より速く移動できるわけではありません。

京都・名古屋・伊勢方面から青の交響曲に乗車する場合は、橿原神宮前駅で乗車することになります。

主な停車駅の時刻表

大阪阿部野橋駅から吉野駅を1日2往復、計4便が運行します。

吉野行きの運行ダイヤ

[第1便]吉野行き
平日 休日
大阪阿部野橋駅発 10:10 10:10
橿原神宮駅前発 10:47 10:47
吉野駅着 11:26 11:26

 

[第3便]吉野行き
平日 休日
大阪阿部野橋駅発 14:10 14:10
橿原神宮駅前発 14:47 14:47
吉野駅着 15:26 15:26

 

大阪阿部野橋行きの運行ダイヤ

[第2便]大阪阿倍野橋行き
平日 休日
吉野駅発 12:34 12:34
橿原神宮駅前着 13:13 13:13
大阪阿部野橋駅着 13:51 13:51

 

[第4便]大阪阿倍野橋行き
平日 休日
吉野駅発 16:04 16:04
橿原神宮駅前着 16:43 16:43
大阪阿部野橋駅着 17:22 17:22

 

走行区間の中で最長の区間である大阪阿部野橋駅から吉野駅まで乗車しても乗車時間はおよそ75分ですから、車内でゆったり過ごすとあっという間に終点の駅に到着します。

橿原神宮前駅から吉野駅までの走行時間はおよそ40分です。

原則駅に水曜日以外は運行

青の交響曲の運休日は原則毎週水曜日で、水曜日以外は運行します。

近鉄は2016年度末(2017年3月末)までの運行カレンダーを公表されていますが、水曜日が祝日にあたる11月23日のみを例外的に運行日とし、それ以外の水曜日は原則通り運休します。

青の交響曲の運休日は青の交響曲の走行時間とほぼ同時刻に、汎用特急が大阪阿倍野橋駅から吉野駅を走行します。

汎用特急

汎用特急

座席の総数と種類

座席の総数

3両編成の青の交響曲は大阪阿倍野橋駅から吉野駅の区間を往復するので、車両は常に同じ方面を向いています。

常に阿倍野橋方面を向いている車両が1号車で、吉野方面を向いているのが3号車です。
1号車と3号車は全て指定席で、座席の総数は65席です。

青の交響曲 座席表

青の交響曲 座席表

座席はすべてゆったりとしたデラックスシート

1号車・3号車の座席はすべてデラックスシートです。
デラックスシートとは近鉄特急の標準サイズの座席より幅の広い座席のことです。

近鉄特急で標準的サイズの座席を持つ車両の座席配置は4列ですが、デラックスシートの車両は1列あたりの席幅を広く取る分、列数を減らすことになって、3列の座席配置になります。

青の交響曲の座席の席幅はすべてデラックスサイズなので、座席配置は3列です。

ツイン席、サロン席とは?

左がツイン席、右がサロン席

左手前がツイン席、右手前がサロン席

青の交響曲の1・3号車にはツイン席サロン席あります。

ツイン席

ツイン席

ツイン席とは2人用の座席で、1対1でテーブルを挟んで向かい合うタイプの座席です。
座席の購入は2名で行えます。

サロン席

サロン席

サロン席とは3~4人用の座席で、2対2でテーブルを挟んで向かい合うタイプの座席です。
座席の購入は3~4名で行えます。

上記のとおりサロン席は3名でも購入可能です。

3名で購入した場合、1席余りますが、その余りの席は販売しないそうなので、サロン席で知らない人と相席になることはないようです。

あとの項目で特急券の購入方法について触れますが、ツイン席とサロン席はインターネットでは購入できません。

1号車(阿倍野橋方面側)には、車椅子対応席や多目的トイレが備わっていて、車椅子利用者に配慮したつくりになっています

車椅子対応席は次の写真です。

車椅子対応席

車椅子対応席

写真の左の赤丸で囲んでいる所には車椅子のマークが書かれています。

車椅子対応席後ろ側

車椅子対応席後ろ側

多目的トイレは次の写真です。

御手洗

多目的トイレ

入口や内部は広いので車椅子利用者でも使用できる設計になっています。

ちなみに青の交響曲に喫煙室はありません。

続いてコンセントについて。

青の交響曲の座席にはコンセントがあります。

机の横にコンセントあり

机の横にコンセントあり

上の写真は吉野方面行の時に車椅子対応席の後ろ側に位置する席です。

(大阪阿部野橋方面行の便の場合は、前後が逆になるので車椅子対応席の前の席)

この座席のコンセントは座席前の机の横にあります。

車両内壁の足元にコンセントあり

車両内壁の足元にコンセントあり

上の写真にように車両の壁の足元にコンセントがある座席もあり、内壁の足元にある座席の方が多いようです。

見た感じツイン席やサロン席のコンセントも足元にあるタイプで、全席数分はないみたいです。

 

料金は?

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運賃と特急料金のほかに特別車両料金が必要

近鉄特急の乗車には運賃の他に、特急料金が必要ですが、青の交響曲の場合は更に特別車両料金が加算されます。

この特別車両料金とはデラックスシートを利用するのにかかる料金だと思われます。

たとえば高速バスで同じ区間を移動する場合、4列シートのバスを利用するより3列シートのバスを利用する方が料金は高いですよね。

一度に運べる乗客の数が減る分、一人の乗客からもらう料金を上げてまかなうわけですが、鉄道でもそれは同じです。

近鉄では青の交響曲以外でもデラックスシートがある車両を持つ特急が他にもありますが、デラックスシートの車両を使用する場合は大人210円、小児110円が運賃、特急料金とは別にかかります。

青の交響曲の特別車両料金も大人210円、小児110円であることから、これはデラックスシートの使用料と言えそうですね。

青の交響曲の料金

青の交響曲の乗車にかかる料金 = 運賃 + 特急料金 + 特別車両料金 です。

大阪阿倍野橋駅から吉野駅の料金

運賃 特急料金(※1) 合計
大人 970円 720円 1690円
小児 490円 370円 860円

(※1)特急料金に特別車両料金を含めています

橿原神宮前駅から吉野駅の料金

運賃 特急料金(※2) 合計
大人 620円 720円 1340円
小児 310円 370円 680円

(※2)特急料金に特別車両料金を含めています

高額な観光特急が少なくない中、青の交響曲は走行距離が短いとはいえ、これだけ低価格で乗車できるのはいいですね。

特急料金と特別車両料金について補足しますが、これらは大阪阿部野橋駅から吉野駅の全区間で一律です。

吉野駅から大阪阿倍野橋駅まで乗車しても、吉野駅から隣の吉野神宮駅まで乗車しても同じ金額ということです。

 

予約はいつから?予約方法は3種類ある

「予約方法」と書いていますが、これから説明するのは厳密に言うと予約方法ではなくて、「購入方法」です。

近鉄では特急券の予約と購入を別の意味の言葉として使い分けています。

両者の言葉の意味の違いを知らない場合は、下記のリンクを参考にしてください。

参考:近鉄特急券の予約と購入の違いは?意味が異なるって知ってた?

それでは購入方法について説明します。

特急券の購入は走行日の1ヶ月前の午前10:30からできます。

具体例を挙げると、青の交響曲は2016年9月10日に運行を開始しましたが、9月10日に走行する便の特急券の販売は、その1ヶ月前にあたる8月10日の午前10:30に開始されました。

これが走行日の1ヶ月前に発売開始するという意味です。

2016年10月現在も特に土日の便はすぐに完売するようなので、購入するなら乗車したい日の1ヶ月前の発売開始後すぐに購入しましょう。

青の交響曲の購入方法はインターネット、近鉄の駅窓口、旅行会社の3種類です。

1つずつ詳細を見る前に、青の交響曲の特急券を購入できない自動券売機について説明します。

駅の自動券売機では青の交響曲の購入はできない

近鉄特急券の自動券売機

近鉄特急券の自動券売機

特急券自動発売機

写真の左側の券売機は、特急券自動発売機と呼ばれています。

近鉄の一部の駅のホームに設置されていて特急券を購入できます。

急いでいる乗客が駅のホームで特急券を購入することで、時間をかけずに特急に乗れるように置かれているのですが、この特急券自動発売機では青の交響曲の特急券の購入はできません。

定期券・特急券自動発売機

写真の右側の券売機は定期券・特急券自動発売機と呼ばれています。

一部の駅の改札前の切符売場に設置されています。

特急券や定期券を購入できるのですが、この定期券・特急券自動発売機でも青の交響曲の特急券の購入はできません。

自動券売機で購入できないことを頭の片隅に残しておいて、次は3種類の購入方法について見てみましょう。

インターネットで購入する場合

インターネットで特急券を購入するには近鉄の会員サイトで会員登録が必要です。(会員登録は無料)

2016年11月15日から会員登録しなくてもインターネットで特急券を購入できるようなります。

従来の会員サイトがなくなるわけではなく、近鉄は特急を利用する機会が多い乗客に対しては、会員登録をして特急券を購入することをすすめるようです。

会員登録して特急券を購入すると、特急券購入時に1ポイント=1円として使用できるポイントが購入額の一定の割合でつくので特急の利用回数が多いなら会員登録してる方がお得だからです。

一方、海外からの旅行客や近鉄沿線外に住んでいて普段近鉄を使わない乗客に対しては会員登録の手間を省いて特急券を購入できるようにするようです。

会員登録をしなくても特急券を購入できるようにするのは、一見の乗客の利便性を高めるためにはじめるみたいですね。

話がそれましたが、インターネットで青の交響曲を購入する場合は、チケットレスサービスのみ受け付けています。

駅で特急券を購入すると紙の特急券が発行されて、その特急券を持って特急に乗りますが、インターネットで特急券を購入した場合、紙の特急券の替わりにパソコンやスマートフォンの画面に購入した特急券の情報を表示して特急に乗車できるサービスがあります。

それがチケットレスサービスです。

インターネットで特急券を購入した場合でも、チケットレスサービスを使用しなかった場合は、購入した特急が発車するまでに、駅で紙の特急券を受け取ってから特急に乗車しなければなりません。

特急の発車前に紙の特急券を受け取る手間を省けるのがチケットレスサービスのメリットです。

青の交響曲はインターネットで購入できますが、その場合チケットレスサービスのみを受け付けています。

特急の乗車には特急券と乗車券が必要ですが、チケットレスサービスで購入できるのは特急券のみなので、乗車券は別途購入する必要があります。

特別車両料金は特急券を購入する時に支払う金額に含まれています。

近鉄の駅窓口で購入する場合

近鉄の一部の駅の窓口で購入ができます。

青の交響曲の特急券を発売している駅は下記リンクに記載されています。
近鉄特急券発売駅一覧

リンクでは青の交響曲を含めた特急券の購入ができる駅の図が載せられているのですが、駅窓口がある駅と前述した青の交響曲を購入できない自動券売機が置かれている駅が混在して書かれているので、注意して見てください。

旅行会社で購入する場合

近畿日本ツーリスト・JTB・日本旅行・農協観光などの旅行代理店で購入できます。
詳細は各旅行会社を確認してください。

まとめ

  • 車内で南大阪・吉野沿線の特産品を味わえる
  • 特急券の購入は走行日の1カ月前からで、インターネット、駅窓口、旅行代理店で受け付けている
  • 料金は運賃、特急料金の他に特別車両用金がかかる
  • 原則水曜日以外は1日2往復、計4便が走行する

奈良県の明日香村や吉野山に行くなら機会があれば、プチ贅沢して上質な大人旅を堪能してもいいかもしれませんね。
 




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